ドルコスト平均法のメリットデメリット
素晴らしく再現性が高い投資方法の一つとして、ドルコスト平均法というものがありますね。でも本当にそうなの?S&P500など暴落はあるとはいえ、右肩上がりの成績を持つものに対しても有効なの?とかいろいろ疑問があったので調べてみました。
参考にしたのはこの動画。
【アニメーションで学ぶ 投資の勉強】第5回 ドルコスト平均法のデメリット・注意点・やってはいけない行動【初心者向け】 - YouTube
実際の投資信託やETFのほうがリアリティーが出ると思い、実際にみんかぶからデータをいただき、エクセル計算してみた。使用したのはリターンも高めで配当金再投資など含めずでよい経費の安いインデックス投信eMAXIS Slim米国株式(S&P500)を使用した。
NISAを意識して2020年ごろに1年間に、一括の場合は120万、積立の場合は月10万ずつ購入したとすると、以下のようになる。基準価格はみんかぶ三年チャートを使用し、月ごとの基準価格として出てきたものを使用した。
2020年1月に一括購入をした場合は120万の資産が、147.6万まで約23%のリターン。積立した場合は、139.4万と約16%のリターンと一括投資に軍配が上がった。
しかし例えば、2019年12月に一括投資した場合は126.3万と約5%リターンと一括が万能ではないことを簡単に証明してしまった。
ドルコスト平均法はやはり基本的にはアップダウンのある相場で有利で、右肩上がりの相場には向かないことがその定義的にもそうといえる。
つまりまとめると、
一括投資向き:右肩上がり、まとまったお金がある、時間を買いたい、タイミングがある程度読める
分割投資向き:アップダウンあり、投資用資金は多くない、投資にかける時間を減らしたい
他の時期スタートに移動してみると、一括が5勝ち1負けとなりました。
今回このシミュレーションは、まとまった額でもある米ドルの運用をどうするかというのがきっかけでした。ドルコスト平均法の定義からして右肩上がりのトレンドには向かないことがわかりました。時間を買うというのも一つ大きな効果と認識しました。
いつも通り投資は自己責任で!