tempari8expat(テンパチ)の日記

米国駐在生活が終わってしまったテンパチが駐在時代からの調べもの、気になっていることをつらつら書いてみるブログ。

投資信託の隠れコストって何?積み立てNISAの見直しも含めて確認してみた。

テキサスが異常事態です。水道や電気、電話などライフラインが止まるという事態に。何とか僕は生きてます。

 

ところで、投資信託って信託報酬だけと思いきやそれ以外にもコストがかかっております。これから学びました。

【重要】投資信託の隠れコストの調べ方!初心者向けに手数料を完全網羅 - YouTube

大差はないとは思うものの私に関連するものを中心に勉強がてら計算してみました。調べ方は「〇〇(投資信託名) 運用報告書」をgoogleで調査し、運用報告書をオープン。

で例えば、SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド(愛称:SBI・バンガード・S&P500)の場合6ページ目にこんなのがある。b,c,dが隠れコストに相当する。f:id:tempari8expats:20210217131410p:plain

私が購入したもの、その付近のものの信託報酬、隠れコスト、リターンとシグマをまとめたものを下に載せた。

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ご参考までに。

 

で、コストについて実際に計算してみた。頭金0円、つみたてNISAを意識して毎年40万積立(一括とした)、年率4%のリターンとして、経費が0.278%のIfree S&P500と0.008%のSBI バンガード S&P500を20年運用した時の差はこれ。経費0.27%の差は372,233円に、1年あたり18,612円の差になる。少し大きい気がする。

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これはもちろん自明な話だったが、途中でいい経費率のものが出てきた場合はどうすればいいのか?これって意外と情報なかったのでシミュレーションしてみた。

 

結論としては、どん!

  1. 積立NISAの場合、1.43%くらいの差がない限り、経費高い投信積立中止→経費低い投信積立開始としないほうがいい。→インデックス投資の場合あまりお目にかかれない経費差
  2. 特定口座の場合、できる限り早く良経費の投信に全額入れ替える。→時間分散できないリスクはある。
  3. 基本的には投資開始時によく調査して、一番安い経費の投信を選択し早く積立を開始する。

つまり複利の力はおそるべし。

 

一方5年間Ifree S&P500を積立て、そこでSBI バンガードに気づきIfreeを積立中止してSBIを0円から積立なおしたとする。NISAでよくありそうな話ですね。売って再投資した場合ただ非課税枠が減るだけなんで。。。その場合なんとそのままIfree S&P500を買っていた場合に比べると136万も資産減ることに。複利おそるべし。

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一方特定口座の場合は入れ替えが可能であるが、高い経費のものをホールドするよりもできれば一括で新しいものを買い戻しするのが良い(一番右のケース)。これで0.008%を20年ホールドし続けた時と比較するとー10万程度まで追いつける。でもなかなかまとまったお金をドカンと移すのは(時間分散に対するリスクが)怖いので、高い経費の投信を売却し、5年で分割追加投資した場合(一番左のケース)は実は手間の割に高い経費のものを買い続けるほうがいいという結果。まさにTime is Money.

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結構時間かけただけありなかなか面白いシミュレーションでした。

 

最後に積立中止のケースで追いつける最初5年間の経費は1.444%だったという証明。

QED。

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