tempari8expat(テンパチ)の日記

米国駐在生活が終わってしまったテンパチが駐在時代からの調べもの、気になっていることをつらつら書いてみるブログ。

テクニカル分析ってなんだ?

例のアベノミクス時の株練習はほとんど難しいことはなく、なんとなく上がりそう、下がりそう、買える金額的にここまでというのがあり、本当にガチ初心者から初心者になるのに十分だった。

 

と思っていたのだが、まだまだ脱初心者には程遠そうだった。とにかくインデックス投資が再現性良く勝てるということも分かったが勝ちのリターンがかなり先になる。長期投資と短期投資の組み合わせというのも分散投資の一つと思う。その時に必要な「必殺技(彼の表現)」であるテクニカル分析というものがあるらしい。他方はファンダメンタル分析。

高橋ダンさんのYoutubeで学んでみました。元ウォール街のヘッジファンドで運用していた人で、ハーフ。英語版もありなかなか面白い。

 RSI でお金を稼ぐ方法?【チャートの基本】 - YouTube

MACDの使い方?【チャートの基本】 - YouTube

【投資の必殺技】ボリンジャーバンドの使い方? - YouTube

脱初心者に特に重要なテクニカル分析は3つと彼は言う。

  1. RSI
  2. MACD
  3. ボリンジャーバンド

彼の結論をまとめると、

長期投資にはテクニカル分析は使わない。タイミングでなくトレンドに乗るのが重要。テクニカル分析はコロナショックなど極端な時で自分でも試して、必要な時は少しいじる。RSIでトレンドを見て、BB幅が0.1以上MACDがシグナルを上回っている(または下回っている)時が第1売り時。またMACDがシグナルを割った時が第2売り時。

 

<RSIの定義と彼なりの使い方>

オシレーター系(過去の値動きから今が高いか低いかを示す)指標の一つでRelative Strength Indexの略で、50が平均、30以下が過小評価(買い推薦)。70以上が過大評価(売り推薦)。

計算式はRSI=100-100/(1+RS)、RS=X日の利益率平均/X日の損失率平均。

彼は14日平均を使うとのこと。50を割るときどちらに行っているかでトレンドがどちらに向かっているかを見る。

 

<MACDの定義と彼なりの使い方>

トレンド系(トレンドの方向性)指標の一つでMoving Average Convergence Divergence の略で、MACDとシグナルラインのクロスする点が、トレンドの分岐点。

計算式は、MACDライン:12日指数移動平均ー26日指数移動平均、

指数移動平均=当日終値×平滑化定数(普通は0.3を使用)/(1+N日)+昨日の指数移動平均×(1-(平滑化定数/(1+N日))

シグナルライン:9日指数移動平均。

彼は業種(セクター)によって12/26/9は変更するべきと言っている。変更するときの目安は整数倍や整数割。過去のトレンドを見てMACDとシグナルのラインを合わせる。

 

<ボリンジャーバンド(BB)の定義と彼なりの使い方>

トレンド系(トレンドの方向性)指標の一つでジョンAボリンジャーが考案した、単純移動平均と標準偏差を使った株価の上下期待値を示すもの。

計算式は、BB中心線:20日単純移動平均、

BB下位線:20日単純移動平均+(20日標準偏差×2)、BB下位線:20日単純移動平均ー(20日標準偏差×2)。

MACDとの組み合わせで、MACDがシグナルより高い+BBから外れた時が第1売り時。またMACDがシグナルを割った時が第2売り時。バンドが広いときはボラティリティが高い(アップダウンが激しい)、狭いときは低い。つまりBB幅が大きい(0.1)ときに使えるMACDとBBの組み合わせ。